悪質な不用品業者にご注意を
現在、悪質な不用品回収業者が増えています。
実際に違法操業を行う危険な不用品回収業者は近年、特に増加傾向にあり、ぼったくりによる高額請求など、報告されるトラブルの件数はこの15年の間になんと5倍以上に増えているという実態があります。
一般家庭から出る廃棄物の収集・運搬には、廃棄物処理法に基づく「一般廃棄物処理業の許可」または「市区町村からの委託」が必要ですが、産業廃棄物処理業の許可のみの事業者等、一般廃棄物処理業の無許可業者とのトラブルが目立ちます。
相談事例をみると、インターネットやチラシ等の広告をきっかけに、「安価な定額パックを申し込んだはずが、作業終了後に高額な料金を請求された」「トラック詰め放題プランで依頼したが、当日荷台の囲いの高さまでしか載せられないと言われた」など、消費者が広告を見て認識していたプラン内容と、実際の料金やサービスが大きく異なりトラブルになっています。インターネットやチラシ等で広告を大々的に出している事業者が必ずしも一般廃棄物処理業の許可業者とは限らないため注意してください。
国民生活センターあげられている事例をご紹介します。
相談事例
・作業終了後に高額な料金を請求されて支払い、「クーリング・オフはできない」と書かれた書面にサインをさせられた
引っ越しに伴い不用品を回収してもらうためにインターネットで事業者を探した。「軽トラックパック7,000円、2トントラックパック2万5,000円」との広告を見て事業者に電話し、「広告のパック料金でお願いしたい」と申し込んだ。「実際に行ってみないとどちらのコースになるか分からない」と言われた。一人暮らしで不用品が少ないため、軽トラックパックになるものと考え、また2トントラックパックになったとしても料金は2万5,000円以上にならないと思っていた。ところが当日男性作業員3名が2トントラックで来訪し、不用品の積み込みが終わると、料金は25万円だと言われた。不動産業者の立ち合いの予定があり、早く部屋を出なければならないと焦っていたので、その場で親に電話をして送金してもらい支払った。その際、「クーリング・オフはできない」と記載された書面にサインをした。クーリング・オフできないのか。
その他、以下のような相談も寄せられています。
・事前の説明と異なる高額な料金を請求され、納得できないなら不用品をすべて下ろすと言われた。
「トラック詰め放題」との広告を見て依頼したら、当日荷台の囲いの高さまでしか載せられないと言われ、断るとキャンセル料を請求された。
不用品の量は軽トラック1台分に満たなかったが2台分を請求され、高額で支払えないと言うと、銀行で現金をおろすように言われた。
対処法
不用品の処分は、お住まいの市区町村が提供する窓口に余裕を持って依頼しましょう一般家庭から出る廃棄物は市区町村の統括的な責任の元で適正に処理をする必要があります。不用品はお住まいの市区町村が案内するルールで処分しましょう。
家電4品目(エアコン、テレビ、冷蔵庫・冷凍庫、洗濯機・衣類乾燥機)は家電リサイクル法の対象品目です。買い替えに伴う処分の場合は新しい製品を購入する小売業者に、処分のみの場合は処分する製品を購入した小売業者に引取りを依頼するなど、家電リサイクル法に基づいて、適切に処理をしてください。不用品の処分で分からないことがあれば、市区町村の窓口に問い合わせましょう。
一般廃棄物処理業者に依頼しましょう
インターネットやチラシ等で広告を大々的に出している事業者が必ずしも一般廃棄物処理業の許可業者とは限りません。一般廃棄物処理業の無許可業者が一般家庭向けに出している広告を見ると、「定額パック××円」「トラック詰め放題△△円~」などと安価な料金を表示していますが、実際には基本料金の他に人件費や廃棄費用等、様々な名目で追加料金が発生し、高額な料金を請求されてトラブルになっています。また無許可業者については、一般廃棄物の処理が適正に行われているのか市区町村で確認ができず、回収された不用品が不法投棄される恐れなどもあります。
もしも不用品の回収を市区町村以外に依頼する場合は、市区町村のホームページや窓口への問合せで一般廃棄物処理業の許可業者を探し、複数社から見積もりを取り、追加料金がかからないことなどを十分に確認したうえで依頼しましょう。
見積もりを取るときのポイント
・市区町村のホームページ等から一般廃棄物処理業の許可業者を探す
・追加料金の有無を確認する
・作業内容、料金を明確に出してもらう
・キャンセル料を確認する
※依頼後に一般廃棄物処理業の無許可業者であると分かった場合は、作業を断りましょう。事前の見積もりとは異なる高額な料金を請求された場合は、支払いを断りましょう
作業前に料金や作業内容について納得できない提案があった場合
当日は作業前に改めて料金や作業内容を確認しましょう。その際、見積もりの料金や作業内容からの変更を提案されて納得できない場合は、作業前にきっぱりと断りましょう。
作業開始後に想定外の料金を請求された場合
作業中や作業終了後に、事前に聞いてない高額な料金を請求された場合は、後日納得した金額で支払う意思があることを示しつつ、その場での支払いを断りましょう。もしも支払いを迫る作業員の態度等に身の危険を感じることがあれば、警察に連絡するのも一法です。
見積もりのために呼んだ事業者とその場で契約した場合や、広告等の表示額と実際の請求金額が大きく異なる場合などは、特定商取引法の訪問販売によるクーリング・オフ等が適用できる可能性があります。
トラブルになったときは消費生活センター等に相談しましょう
くんえい総建で安心
悪徳な不用品回収業者の4つの特徴として
チラシなどで「無料」を宣伝する
近所をトラックで巡回している
会社の住所・連絡先が確認できない
突然訪問してくる
特に最近では、アポなしで理由なく突然自宅にやってくる業者も悪質な業者であるケースが多いため注意が必要です。特に高齢者世帯や日中の家に人が少ない時間帯を狙って訪問してくることが多くあります。
こういった業者は一度家に入れてしまうと押しが強く、強引に家財を持ち出してしまったりするケースもあるため、絶対に家に入れてはいけません。
こちらから依頼する前に近づいてくる業者は決して信用してはいけません。この点を覚えておきましょう。
くんえい総建は一般廃棄物収集運搬業許可、産業廃棄物収集運搬業許可
くんえい総建は一般廃棄物収集運搬業許可、産業廃棄物収集運搬業許可です
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そちらも是非ご覧いただき、ご依頼くださいませ。