本格的に寒くなる前に不用品処分 家の外編③
年末前にやっておきたい事のひとつといえば、一軒家のお宅であれば、庭木の剪定があるのではないでしょうか。
1.剪定後の枝を処分する方法とは?
・可燃ごみとして出す
もし剪定で出た枝が少量であれば可燃ごみとして処分することをおすすめします。
ほとんどの自治体では、木の枝は可燃ごみとして扱われるので、ゴミ袋の中に枝を入れて燃えるゴミの日に出しておくだけで簡単に処分が可能です。
ただし、地域ごとに一度に捨てることができる枝の量に制限が設けられている場合があります。
また、枝の長さや太さ、ゴミ袋の数についても決めている自治体もあります。
したがって、枝のごみが大量に出た場合にはおすすめできません。
もし可燃ごみとして処分する場合は、ごみの量が比較的少ないときにするといいでしょう。
・ごみ処理施設まで持っていく
地域のゴミ処理場やクリーンセンターでは枝の処分も受け付けてくれます。
そのため、大量に出た枝を持ち運べる余裕があるならば、自分でごみ処理施設まで持ち込むことも可能です。
ただしこれらの施設でも、処分量に制限がかかっている場合があります。また、処分費用も発生しますので、気をつけましょう。
・業者に引き取ってもらう
もし自分で枝の処分ができない場合は、造園業者や便利屋、廃品回収業者などに剪定した枝を処分してもらう方法もあります。
剪定した枝の量が多いと処分に手間がかかるため、その分費用はかかりますが回収や運搬ができる業者に引き取ってもらうと便利です。
2.剪定後の枝を処分する際の注意点
主な注意点
剪定した枝は先端が尖っていることがあり、場合によっては怪我のもとになる危険物となるため、処分にはいくつか注意すべき点があります。
の注意事項を守らないと、後になってトラブルの原因になってしまいます。
・自治体の規定に従って処分する
可燃ごみとして処分したり、自治体が管理している施設に引き取ってもらったりする場合は、自治体の規定に従わなければなりません。
ごみの処分方法は、地域ごとのルールやごみの種類によって異なります。枝の扱いについても、自治体によって詳細な部分が異なっていることがあります。
自治体のホームページやごみ処分に関するパンフレットには、捨てることができる枝の長さや太さ、量について掲載しています。
もし枝の処分方法で分からないことがあれば自治体に問い合わせてみましょう。
・枝を濡らさないように気をつける
可燃ごみとして枝を処分する場合はなるべく軽い状態が望ましいです。もし枝が濡れていると、水分量によって重くなります。
重くなると運搬がしにくくなる他、枝の重みでごみ袋が破けてしまうおそれもあります。
もし枝が濡れていたら、処分する前に乾燥させておきましょう。
捨てる前に枝を切っておく
枝を処分する前に切っておいて、ある程度短い状態でまとめておくことが望ましいです。
自治体の規定で長さが決められている場合もありますが、短い方がゴミ袋に入れやすくなります。
3.剪定した枝はリサイクルも可能
リサイクルする方法
庭木の枝の剪定や処分は定期的に行わなければならず、思っている以上の時間と労力を割く場合もあります。
こうした作業負担を減らすには、地域のリサイクル活動に処分した枝を利用する方法があります。
環境保全の観点からゴミの減量が進められていることを受けて、多くの自治体では家庭で剪定した枝を処分する方法として、枝をチップ化するリサイクル活動が実施されています。
例えば東京都調布市では、長さ1m太さ8センチ未満の枝や幹であればチップ化してリサイクルできます。
ただし、松やイチョウなどの油分が多く含まれる植物やチップ化しにくい植物の枝は、引き取ってもらえない場合が多いです。
剪定作業で出た枝のリサイクルとしては、薪にしたりマルチング材や緩衝材として利用したりする方法も挙げられます。
枝をチップ化するためには、ガーデンシュレッダーと呼ばれる粉砕機を使用して細かく砕いていきます。
砕かれた枝のくずはチップ状になり、そのチップを米ぬかや微生物液と一緒に埋めることで土壌改良の効果が期待できます。
なおガーデンシュレッダーは、一部の自治体では貸し出しを行っているところもあります。
4.剪定した枝の処分を業者に依頼した場合
剪定した枝は、業者に依頼して処分することも可能です。しかし枝の処分には、ある程度の費用がかかります。
産業廃棄物の専門業者に剪定作業で出た枝の処分を依頼する場合は、軽トラック一杯で6,000~10,000円が相場です。
また、剪定した枝をトラックに運ぶ作業も依頼した場合、1人1時間5,000円の費用も別途加算されます。
(※上記の金額は目安であり、業者の処分方法によって金額が上下する場合があります。)
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